施工事例一覧
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施工事例をご覧ください! -
- リフォーム古民家
祖父から譲り受けた築80年の家奈良市 -
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祖父から譲り受けた築80年の家
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- ポイント
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豪快な梁・柱をあらわし(隠さずに見える状態)にされていた築80年のK様邸をリフォームさせて頂きました。
四間取りが発展した、いわゆる田舎建てのお家です。核家族化が進む昨今、持て余している空間が出来たのは、時勢の流れと言わざるをえません。
所有されていた山々から木を伐り出して、祖父が残してくれた家。
“大切に住まい継ぐ”ことを考えました。
建具も木材も希少性と価値が高く、また後にも先にもこのような伝統的な建て方はできないだろうという想いで、既存の物をできるだけ再利用することにしました。
厨子二階を抜いて開けたトップライトには、光の筒の壁面の陰影を楽しめるように杉皮を貼りました。杉皮の押えには、厨子に仕舞われていたお蚕棚の煤けた竹をバラして再利用しました。
お2人で住まう分には台所・居間・寝室があれば十分ということで、余ったスペースをどう活かすかを考えました。玄関部分を広くとり、その顔になるであろう彫刻石「カナンボ石の彫刻」の製作を、奈良で活動する彫刻家、竹股桂さんに依頼しました。(ならまち界隈にも竹股さんの作品が設置されています。)
ご先祖様が住み続けてきたこの土地で、親から子、子から孫へと住み継ぐ未来。そんな”時”をサブテーマとして。生きている瞬間瞬間をもっと愛おしく感じ、大切にすることが“豊かさ”への一歩ではないかということ。喜び・感謝・有り難さへと昇華できる、受け入れられる。そんな、多様性のある社会を望む物として、これらを表現に込めました。