現場日記:版築

西田です。

去年の年末に、引き渡しさせて頂いたお客様の家の外構工事で

「版築」と呼ばれる土塀が完成しました。

外構

「版築」とは古代から用いられている工法で、

型枠を作り、そこに土を入れて堅く突き固め、さらにその上に板枠を継ぎ足し、

土を入れて突き固める作業を続けて高くしていき、最後に板枠を外して完成です。

枠板の杢目が2~3年経つと雨に流され、さらに美しくなっていくそうです。

奈良の住宅地で、昔ながらの土塀。アプローチの土間は、

淡路島の達磨窯で焼いた敷瓦です。

とてもいい雰囲気に仕上がっていました。

 

西田 公彦
西田 公彦